2014年11月20日木曜日

REVOビッグシューターコンパクト改造①!ベアリング箇所他

 

 
11月18日(火) 23:30 ~ 自宅 ~


 


『 アブガルシア ・ ビッグシューターコンパクト 』


『 改造 』 
 
 
こんな夜更けに

リールを改造した事が無い素人が

こんな事を初めてしまった。。。
 


私がやったことが有るのは、

それは

ハンドルの交換 ・ スプールの交換
 
とドラグノブの交換のみ。

 

リール本体部の中身はインターネットの画面でしか

見たことが無い。。。


 
机の上に無造作に置きっぱなしになった
 

 
ヘッジホッグのコンプリートキット(サファイアブルー)
 
特殊ベアリングキット


『 誰かやってくれないかな~ 』 と
 
おもむろに置かれた袋を眺めていると

何故か手が伸びてしまい

『 自分でやってみるか 』

という
 
気持ちにスイッチが入ってしまったのだ。



 
『 玉手箱を開けてしまった 』

 


工具箱から

次々に取り出される専用工具

 
 ベアリングのピンを抜く、リムーバー(ヘッジホッグ)
 
 
専用ナットドライバー(ヘッジホッグ)
 
六角レンチ(ヘッジホッグ)



ドライバー ・ ペンチ ・ ピンセットなども用意し

2個ある内の一個を改造する。


 
『 どちらにしようかな 』

オリジナル 全く一緒の2機
 
 
 
『 まあ、どっちでも変わんないな 』

 

*********************** ハンドル **********************

 
 先ず、一番安全で簡単なハンドルから始める。
  
 
白枠(大)のネジを六角レンチで外し
 
白枠(小)のネジをマイナスドライバーで外すだけ。
 
 
そうすると

ハンドルが外れる。
 
分からなくならないように
 
 取り付いていた順番通りに並べて置く事が大切 
 
 
( 左からワッシャー → ハンドル → 

リテ―ナー → ビス → 六角ナットの5部品 )
 


 ************************ ドラグノブ ************************

 
  続いて、星☆形のドラグノブを外す。

  
これは、緩める方向にどんどん回すだけで外れる。
  
これも、分からなくならないように順番に置く。

 
一番左の丸い鉄は裏表があるので向きに注意する。
 
 
左から二番目・三番目のワッシャーは
 
微妙に くの字’ の角度が付いており
 
お互いがお辞儀をして頭とつま先を
 
ぶつけ合った状態にしなければならない。

 
( 左からクリックスプリングホルダー → 

スプリングワッシャー → スプリングワッシャー

→ スターホイールの4部品 )



****************** BB交換カバー側  *****************
 
 
次いで
 
ハンドルが無い方のスプールカバーを開け

ボールベアリングを交換する作業だ。

上記、マル枠のカバーを外す。

 
 

カバーと反対側の白枠のピンのネジを

緩めて引っ張りながら

カバーを上にスライドさせるとパカッと簡単に開く。

 カバーを外し、スプールを引っ張り出す。
 
カバーの方に集中する。
カバー裏面
 
矢印(赤)のボールベアリングを取り出す前に
 
矢印(黄)の六角止め具を取り出すのだが

 
油断していると 『 ピンッ !! 』 と
 
弾け飛んで行くので
 
 ピンセットでしっかりと挟んで慎重に取ろう 

後は既存のベアリングを引っこ抜いて交換するだけだ。

 
これで、2個の内一個が交換できた。


****************** BB交換スプール側 ******************


次はスプール側の矢印(赤)の所に埋まっている
 
ボールベアリングを交換する。
 
 
矢印(黄)のピンで止まっている為
 
 
このピンを
 
専用ピンリムーバーを使い外す。
 
 
ピンが杭状に刺さっているだけなので
 
この機械で、回し押しをしていけばいいのだが
 
 
『 向きが重要なのだ 』
 
 
ピンは下が段々と細くなっている形状なので
 
細くなっている方にリムーバーの先端を当てながら
 
回していかなければ取れない。
 
 
しかし。。。


『 反対からやってしまった。。。』
 
 
そうすると
 
リムーバーを回し押す毎にピンが更に
 
奥に押し込まれ

その限界が来るとピンの先が割れて

ささくれてしまうと同時に

リムーバーのピン押し箇所も曲がってしまう。

* この写真はやり直した後
 
 
ピンが潰れてささくれた箇所は紙やすりで削って直した。



曲がってしまったリムーバーの方は

ペンチを用いてピン押し箇所を

真っ直ぐな状態に戻そうとしていると

 
『 ポキッ 』


 と意図も簡単に折れてしまった。
 
『 げっっ、こんなに簡単に折れるのか 』
 
 
BEFOR  (ピンを押す箇所有り)
 
 
 AFTER (ピンを押す箇所無し(悲))
 
 
『 もともと、綺麗についていたピン押し棒が
 
匠の技でこんなにも綺麗に取れ、生まれ変わりました。』
 
 
 
 
 
暫く、ベッドに横たわり、
 
改造に着手した自分を責め
 
ごろごろする。


 
 
タバコを、3本くらい吸って気が澄んだのか

又席に戻り
 
何とかピンを抜きボールベアリングを交換していた。


後はピンを棒に刺し戻して、

リムーバーを回してピンを押しもどして行けばいい。

 
『 これでカバー側とスプール側の2箇所完了! 』


 
 ******************* 本体分解(初陣) ********************
 
 
 ここから分解という未知の領域に

足を踏み入れなければならない。

  
恐怖のギアボックス側の内側のネジを外す。
 
 
ドライバーをそーっと差し込んで
 
 矢印(黄)のネジを目指す。
 
 ネジ箇所拡大

 
内側のネジを外したら

外側、白枠の2個所のネジを外す。 

 
 この時に、ネジ山は必ず 『  』 を向けよう。
 
『ハンドル側をに向けたまま開けるという事だ。
 
そうでないと、ギア関連の部品が崩れ落ち
 
何が何処の部品なのか一瞬にして分からなくなり
   

『 もう、いいや。。。捨てて新しいの買おう。 』 
 
  
と考えることにるだろう。  

 
『  』を向けたまま開けると抑えなくても立っている
 
 
  
* 『 もし、横向きで開けると!! 』 *
この矢印(赤)のバネ ・ ギア ・ 白いプラスチックの
 
4部品(取り敢えず4点セットと覚えておこう)

がポロッと落ちてしまう。
 
 
更に
 
 
* 『 もし、下向きで開けると!!! 』 * 
 上記同様矢印(赤) + 矢印(赤)のギア ・ ワッシャー等
 
内側に沢山の部品が隠れており

全部品が落ちて机の上に散乱するだろう。
 

 
そんな事になったら
 

 
『 発狂 』 又は 『 気絶 』
 
の2択を無意識におこなっているでしょう。
 

 
この無数の部品を見て
 
恐怖に駆られた私は、先ず簡単そうな棒から
 
着手する事にした。
 
拡大して見てみる。
 C型金具のみ拡大
C型のワッシャー金具でバネを止めているだけなので
 
バネを下方向に抑えて、C型の金具をペンチで引き抜き
 
次いでバネを引き抜くと棒が取れる。

 
銀の棒を抜いて青い棒にバネを入れ

刺し戻してC型金具を取り付け元の状態にする。
 
 
しかし!
 
この作業も侮ってはいけない!
 
この時にも注意が必要なのだ!
  
 
C型の金具を押し込んでも中々入らない。
 
押し込もうとすると滑ってブーメランのように
 
飛んで行ってしまうからだ!
 
 
何回か飛ばしては机の上や床を探す事を繰り返し
 
やっとの事で填め込むことが出来た。
 
 
小さい部品なだけに簡単に無くなりそうだ。
 

 
 ******************* 本体分解(本陣) *******************
 
 
恐怖のギア関連の取り外しの時間がやって来た。 
 
 
先ず、この赤矢印の4部品(4点セット)の

白いプラスチックをそっと上に持ち上げると
 
ワンセットでスポッと綺麗に抜けるので
 
しっかりとセット内容を覚えて置いておこう。
 
 
 
この次に
 
中央の大型ギヤを
 
そのままの状態を保ちながら
 
中央の棒から抜いていく。
 
ここで重要なのは
 
 
 『 積み木を崩さないようにそっと持ち上げる感覚 
 
 
 
黄色矢印の部品はくっ付いていないので
 
もし、ばらばらにすると
 
 
何枚ものドラグセットの裏表の判断がつかなくなり 
 
 嘆き悲しみの世界にイザナワレます。
  
触らぬ神に祟りなし

上記の状態を死守するのが無難と判断し
 
触れるのを止めた。
  
 
大分、内部部品が無くなりすっきりしてきた。


 
 ******* フロントカバー・レベルワインドキャップ *******
 
  
 簡単な作業で休憩
 
 
フロントカバーを外す。
 
左右、普通のネジで止めてあるだけなので
 
双方側のネジを外すと、スポっとト外れる。
 
次いで、
 
レベルワインドキャップを外す。
 
マイナスドライバーで回すだけ。
 

 
『 私にはこういう作業が似合っている 』
 
とつくづく思った。



****************** レベルワインド関連 ******************

 
未だ道半ば
 
続けなければ終わりが来ない。

 
矢印(赤)のC型ワッシャーを抜いて

矢印(黄)の白い雪だるまみたいな形の
 
プラスチックを取る必要がありそうだ。


又、C型ワッシャーか。。。

飛ばさないように気をつけなければ、、と

順番に外していき、その準通りに並べて置く。

 
 簡単に取れる。
 
 左からワッシャー(小) → 雪だるま → 
 
ワッシャー(大) → C型ワッシャー金具の順になる


そうすると

下のレベルワインド部がスーと抜ける。
 
 くっついているように見えるが
 
左端の白いギヤがポロッと取れるので注意が必要。
 
取り出す前に、ギヤの向きを確認しておこう。
 
 
 
矢印(黄)のライン放出口についていた棒は
 
矢印(赤)方向に引っ張り出すだけで簡単に取れる。
 
 
 
続けて、レベルワインドネジを引っ張りだしてみる。
 
 
矢印(赤)方向に抜くだけで直ぐに抜ける。

 
すると、スケルトン状態になった。
 


******************* 戻していく作業 ********************

 
『 とうとう此処まで来たか! 』

『 私もやれば出来るじゃないか!! 』
 
 
しかし、余韻に浸っている時間は無い

此処からの勝負が大切なことに気付いた。
 
『 直近の記憶が薄れない内 』 に
 
即座に元に戻していかなければならないのだ!
 
 
空かさずに青色に変えて元の場所に戻していく。
 
 
レベルワインドの上の棒、
 
レベルワインドネジ保護部 → レベルワインドキャップ
 
→ 白いプラスチックギヤ →
 
そして、ワッシャー(小) → 雪だるま →

ワッシャー(大) → C型ワッシャー →
 
と急ピッチで作業を進める。
 
フロントマスクをつけ両端のネジを止め 

大型ギヤセットをそっくりそのまま戻して
 
4点セットを戻して蓋を閉めた。


ここで、一度


ハンドルは付いてないが、ハンドル棒を回して

ギアが噛み合っているかどうかを確認する。

途中途中

シャリシャリと金属音が鳴っている気がしたのだが
 
青いネジを締めこんだ段階で音は解消された。



『 ここでやっと一安心できた 』
 
 
 
 
 
『 形になってきたな 』
  
 
 
********** サイドプレート・メカニカルブレーキ *********

 
此処までくれば、もらったも同然。
 
サイドプレート・メカニカルブレーキキャップ部を

交換する。
 
サイドプレートを取り外すときは
 
矢印(黄)の『この三日月型のくぼみ』の所から始め
 
一ヶ所に力を入れずに
 
矢印(黄)のように色々な個所から

少しずつ力を入れて剥がしていこう。  
取れたら、青色を填め込むのだが
 
このまま、普通に填め込むだけでも
 
動かなく、しっかりとハマっている感じだ。
 
 
元々、ボンドを使用して止めているらしい。
 
なので、接着剤は取れなくなる恐れが
 
あるので止めましょうと書いてあった。
 
 
私の場合、

大丈夫そうなので何も付けずにそのまま
 
填め込んだだけにした。
 
 
 
  
続いて、メカニカルブレーキのキャップ
 
矢印(赤)の蓋を回すだけ。
 
 
外すと3ツの部品が出てくる。
矢印(黄)の突起凸の向きに注意。
 
黒いギヤも金具も
 
リール側に山が来るように戻そう。
 
 
又、ここにも部品があり取れるので注意。
 

後は、ハンドルを取り付け

青色のネジを〆るだけだ



*********************** 完成 ***********************



『 なかなか、いいんじゃない!!! 』
 

 
 
 ジェラルミン使用 
サファイアブルー 青の輝き
 オリジナリティ溢れるカラー
 ゴールド コラボ ブルー
 

私レベルでここまで出来れば、上出来だ。
 
 オリジナルと改造版を並べる。
 良い感じです。
 
 
 
『 後は、眩しい朝日と共に
 
何時まででもニヤニヤしてればいい 』
  
 
 
 
 ********************* 説明書 *********************
 
 

 
 
 
 
 

2 件のコメント:

  1. いや~、カッコよくなりましたね!
    パ-ツ購入してから3ヵ月越しの改造。
    もうこの改造パ-ツはお蔵入りかと思ってました。

    しかし今回のブログは偉く気合入ってますね。
    写真も加工してあるし、文章が・・・。
    もうリ-ルの写真送って頂かなくて結構なんで、
    十分堪能しました。
    ゲップ・・・。

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    1. もっと欲しいくせに。。。写真。
      折角なので、A4判に印刷したものをプレゼントしますよ!

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