2015年6月26日金曜日

10セルテート・ラインローラー2BB使用!

 
  
6月24日(水) 10:00PM
 
~ 香港 自宅 ~
 
 
 
 
 
『 10セルテート 』
 
 
1台は2500R ・ 1台は3000H
 
 
双方ともに、
 
大変気に入っている機器なのだが
 
魚が掛かってからの
 
ラインの滑り具合が悪くなっており
 
ライン放出して欲しい所で
 
出てくれない非常にもどかしい
 
悩みを抱えていた。
 
 
以前、Sマスターに相談し
 
内部調査兼クリーニングをおこなって貰った
 
3000H
 
『 ベアリング交換 + 追加 』 をしてもらい
 
WASABIと化したグリスを掃除してもらい
 
一命を取り留めた。
 
 
しかし
 
2500R の方は何だか未だ調子が悪い。
 
『 又、頼もうかな~ 』 
 
と甘い考えが、脳裏をよぎる。。。
 
 
『 ん~、自分でやってもみたいな~ 』
 
という考えも出てきている。。。
 
 
 
悩んだ末に選んだのは
 
勉強の為に、自分でやってみるか!
 
と後者の方になった。
 
道具箱を開ける。
 
 
セルテートの特殊なネジを開ける為様の
 
専用ドライバーを手に持ちながら
 
ヘックスローブ ドライバー
 
 
届いたばかりのラインローラー用(ヘッジホッグ)の
 
追加するベアリングを眺める。 
 ヘッジホッグベアリング
『 3ツの部品が入っている 』 
 
 
 
前回のレボ・ビッグシューターコンパクトの時に
 
説明書をよく見なかった為に
 
少し失敗してしまった経緯があるので
 
今回は同封されていた
 
説明書をよく見てみる。
 
『 ん~、良く理解できん。。。 』
 
『 こんな説明書じゃ分からん!』
 
『 見ているだけで頭が。。。もういい! 』
 
といういつも通りの結果になり
 
早速、実戦に突き進むことにした。
 
 
先ず、この星形のネジを
 
先程の専用ドライバー(ヘックスローブ)を用いて開ける。
 
しかし
 
媚びり付いていてなかなかネジが廻らない。
 
 
『 固着している場合は、又
 
リムーバー液を買って下さい。 』
 
みたいな事が説明書に記載されていたのだが
 
こちらはアウェイに居している為
 
いちいち、そんなリムーバー液など買って
 
届くまで待っているのも面倒くさい。
 
なので、
 
私はシマノのオイルスプレーを噴射して、
 
少しずつ力を入れ回しては、
 
又オイルを注入して回すことを繰り返しおこない
 
ネジを緩めることに成功した。
 
『 黄色矢印箇所のネジが取れた 』
 
 
 
ネジが取れたら下段
 
黄色矢印のベールアームを下に降ろして
 
次に
 
赤矢印のようにベールを上向きにする。

 
後はラインローラー箇所を外すだけだ。
 
 この黄色矢印箇所を摘まんで、引っ張るだけで
スポッと取れる。
 
 
そして
 
出て来た部品を良く見てみる。
 更に細かく分ける。
『 なるほど、こうなっているのか。 』
 
 
左 = ゴムワッシャー 
 
(外部からの水の浸入を防ぐ役割り)
 
 
中 =ベアリング
 
(オリジナルは、ベアリングの片面に防水板が貼ってある)
 
 
右 = ラインローラー
 
 
右 = 上部にラインローラーカラー(黒)がついている。
 
オリジナルラインローラーカラー 
 
これも外して
 
ヘッジホッグの新しいロールベアリングの3ツの部品を
 
取りついていた物と同じような形になるように
 
白いプラスチックカバーの中にベアリングを入れて
 
ゴムワッシャーを取り付けて
 
形にし

ラインローラーの片側に取り付ける。
 
そして、オリジナルも元あった場所に戻す。
 
そうするとこうなる。
これで2BB
 
綺麗にハマった。
 
 
補足:追加版BBだけを入れた写真
 
 
 

 
ラインローラーに戻し
 
 ピタッとハマったところで 
 
又、アームを戻して
 
ネジを締めこんでいくだけだ。
 
 
『 完了 』
 
 
 
オリジナルラインローラーカラーは余るので注意。
 
 
 
 
手でラインを引っ張ってみて
 
ラインの出を確認してみたのだが
 
良くなっているのかどうかと問われれば
 
気持ち, 良くなっているような気がするのだが
 
正直判らなかった。
 
 
なので
 
現場で試すしかない。
 
 
『やはり、実戦あるのみだ!』
 
 
頑張ってくれよ!
 
『 10セルテート2500R 2BBカスタム 』
 
  

2015年6月24日水曜日

1⇒2⇒3⇒4⇒5+2バラシ!!!


 
6月21日(日) 07:00AM
 
~ 香港 奥運 ~






『 早速、この写真をご覧いただこう 』

一 (いち)

弐(に)


参(さん)


四(よん)


伍(ご)



全て同じ

『 クイーンフィッシュ=オオクチイケガツオ 』

なのだが

種族が一緒という事のみで

其々のDNAの分子配列は微妙に異なっている。


私はよく

1尾の魚に対して

上から、斜めから、胴体やヒレのみの

撮影をおこない

各部位の特徴が簡単に判る様にしている為

1尾釣っただけなのに

写真が何枚にもてんこ盛りになり

何故か沢山釣ったかのような

錯覚に陥ってしまうのだが



『 今回は、違う 』


『 1尾1写で、時既にもう5枚 』



めずらしく釣っては撮ってを繰り返す

慌ただしい日を過ごす事に

なっていたのだった。
 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 

本来であれば

今日という日の使い方は

ジギングで5~10KGの

 『 カンパチ 』 

にターゲットを定めた

釣行を行う筈だったのだが

又しても沖が悪天候になり

中止となってしまった。

気合で200gのジグをシャクリ通し

体力の限界にチャレンジする

男臭いファイティング一発の世界。
 
この日の為に

握力を相当に鍛え

鉄アレーを使用し上腕筋を鍛えてきた。

要は

このジギングに全てを注ぎ込むべく

本気の準備を進めていたのだ。
 
 
『 それが、又、悪天候だなんて。。。』
 

勿論、行けなくなってしまった思いを

そのまま素直に受け入れる事が出来る筈も無く
 
せめて海に出て、

それなりに釣りをしたいということで

致し方なく

代替案で近海ゲームを行う事になったのだ。


集合場所に集まり

おはよう代わりに皆が放った第一声は

『 カンパチ行きたかったですね~。。』

『 もう、今日はどうでもいいですよ。。』

『 適当にやりましょう。。 』


更には小雨も振ってきて

皆のモチベーションの低下に拍車をかける。

出発時


出船して暫くすると

雨雲が流れていき

雲の隙間に晴れ間が見える様になった。


ジグを派手に躍らせて、煌びやかに輝かせる為の

必須条件である太陽が顔を出したと同時に

この暖かい陽が
 
低いモチベーションを少しずつ解消させてくれた。


現場に到着して

早速、キャストをし始める。


海の状況を良く観察し

そのポイントへとジグを送り込む。
 
カウントを取り、棚を慎重に測る。
 
ジグを着底させる寸前にシャクリを入れないと

直ぐに根掛かりでやられてしまう

場所なだけに棚測りが重要となるのだ。


『 5・・6・・シャクリを入れる 』

 
水平姿勢が長く取れる形状のジグで
 
十分に喰わせの間を作って
 
フォールバイトを待っていると


ロッドがグイグイと曲がりだした。

この引き抵抗感。

 
『 来た! 』 


『 ヤツだ!』


海面を跳ね飛び、その正体が露わになる。
 
 
無事に捕獲できた一匹目は、

行き成りの綺麗な良型イケ。
レインボーカラージグ 

フロントフックをガッツリ咥えている。



行き成りの一尾だったが
 
この場所に魚が居る事が判り、
 
皆の動きがキビキビした本気感に変わり
 
ジグのシャクリピッチからも
 
気合が伝わってくる。
 
 
しかし
 
20m範囲内で4個のジグが
 
海中を乱舞するなか、
 
イケちゃんが誤ってベイトと認識してしまったのは
 
またしても
 
『 私のだった 』
 
無事に2匹目を捕獲。ガッツリ食べている。
 
 
まだ居るのでは!?と
 
同レンジを同ピッチで攻めてみると
 
 
『 来た!!!』
 
クイーンフィッシュ
  
『 これで3匹目! 』
 
 
通常この海域では
 
多くて2~3匹でれば良い方とされるのだが
 
 
今日は
 
 
『 とがシンクロしている 』
 
 
船内に発せられ木魂するのは
 
私の 『 来たっ! 』
 
というヘルツ(周波数)のみ。
 
イケちゃん好きです。 
 
 
『 そして、遂に4匹目!! 』
 
もう誰も私の事を止められません。
 
オオクチイケガツオ
墨を垂らしたかのような、ブラックスポッド
5匹目ともなると
 
ステラSW4000から焦げた匂いが!
 ライン30lb

もう、爆釣しすぎて
 
どれが何時釣れた魚なのか
 
判りません。
 
更には海面を高く高く飛び跳ねて魚体を露わにした
 
70クラスのイケガツオをバラしてしまっていたのだ。
 
(あげていれば、6匹
 
 
途中、Nさんも無事に1尾確保して
 
この場所をフィニッシュする事になった。
 
 
 
忙しすぎた一潮が終わり
 
違う場所に移動する船内で
 
 
私 『 いや~、疲れましたね~。』
 
皆 『 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』 
 
私 『 腕がパンパンですね~  』
 
皆 『 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 』
 
私 『ロッドにヒビが入った可能性がありますね~』
 
皆 『 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 』
 
 
かなり船中が盛り上がっては
 
わいわいと話し込んでいると
 
別場所ポイントに到着していた。
 
 
 
新たな気持ちで
 
早速キャストを開始した数頭目
 
 
『 来た!!! 』
 
 
また、同じ周波数が響く!
 
 
『 シーバスだ! 』
 
 
船横数メートルの所で
 
皆の前でジャンピングして、
 
そのままバレてしまった。
 
 
まあイケガツオ釣ったから
 
別にいいや’ と特段の悔しさも無く
 
暫く打っては別ポイントに移動する事にした。
  
マーワン大橋

ここで、Nさんがシーバスをヒットさせ
 
無事捕獲に成功したのだが、
 
何故かあんまり喜んでいない。
 
『多分、ブルーランナーが釣れなかったからだろう』
 
と思い
 
『 そっとしておいてあげた 』
 
しかし
 
そこには
 
もっと過酷な状況に陥っている人が
 
 一人。。。無言で佇んで居たのだ。
 
 
『 船中一人だけ。。。魚臭さが漂っていない人 』
 
 
この省かれた厳しさは半端ではない。 
 
小生もごく稀にそうなった事があるのだが
 
言い換えるならば
 
『  敗北  』 
 
の一言につきるだろう。
 
 
 
釣れた人々は
 
個々に水を飲んだり、飯を食ったり寝たりと
 
ゆったりとした時を過ごしていたのだが
 
 
 
あの人は
 
休まずに必死に只管に諦めずに
 
キャストを繰り返していた。
 
 
『 もう、今日は終わったな 』
 
 
と思い始めた時
 
必死のアピールが実ったのか
 
目の前の網目の所に放ったジグに
 
何かが喰らい付いた!
 
 
そして、上がってきたのは
 
待ち侘びていた魚!
 
 
『 クロホシフエダイ 』
 
 この一尾で、安堵感が漂ったみたいだ。
 この一尾で何とか助かったという顔をしていた。
 
 
  
 ともあれ、
 
取り敢えず最後には
 
全員が魚を手にする事ができたので
 
一安心となった釣行であった。
 
 
『 クイーンフィッシュ 』
 
 
香港全体でも、水揚げされる量は
 
本当に多くはない。
 
そんな希少な魚を爆釣させてしまった
 
この日の事は

忘れる事ができないだろう。
 
 
 
 
 
 
当日の船内釣果 :

イケガツオ・大陸鱸・フィンガーマーク

使用タックル :

リール : 09ステラSW4000
 
ライン  : PE2 リーダー30~40lb

ロッド   : バルレット
 
ルアー :各種小ジグ

釣行時状況 :

曇りのち晴れ・三日月・満潮13:30・干潮4:55