2015年6月9日火曜日

トロ―リンガー②中国・恵州!


 
5月30日(日) 06:00AM
 
~ 中国 南山 ⇒ 羅湖 ⇒ 恵州 ~





漁港で船頭と会い船を寄せてもらう。
 
『昨日ボートが壊れたのでこのボートで行きましょう』

 と言われ
 
接岸されたのは


この小さなボート。。。(MERCURYエンジン40


2人 『 これは、ちっさい。。。 』
 
Kさんが 『 もっと大きいのに変更!
 
昨日、友達のSさん達も

ボートに乗って大青針まで出てるじゃない! 』
 
と言い、暫くごちゃごちゃ話しをすると
 
二回り大きい船体でMERCURY 60+15 

2機のエンジンを搭載したボートに変更することになり
 
その船で行く事が出来る様になった。

 
 『 何だか、天候といい船といい、一筋縄では
 
いかないですね~ 』

と言いながらも無事にエンジンが

白煙を立て稼働し


『 出船!!! 』


 
 進むにつれ、空から降り注ぐ明かりが

海上に差し込んでは、眩しい日となっていった。

 
 『中国気象台天気予報、誤報多すぎ感が否めない』
 
 
 
 
今日の現場

『 何て言ったのか良く聞き取れなかった

本命・大青針より小さい小島 』 に到着。
 
何だかんだとタイムロスが響き
 
既に、何艘か先行船が見える。
 
負けじと、我々も即座に準備を整え
 
トロ―リンガーとして、

先ず第一に

トローリングから開始する事にした。
 
本日、先発隊に抜擢したのは
 
先日、一所懸命自作した 

『  』
 
暫く使ってみるのだが。。。
 
『 何だこれ。。。全然泳がないし

釣れる気配も無いな。。。
 
これじゃ釣れないよ、もう止め 』 

 
直ぐに交換し
 
この海域全般で広く使われていると言われている
 
『 弓づの 』 を船長から借りて初めて使用する。
『 弓角 』
 
左・右用とあり、
 
糸通しの穴の位置が異なる
 
左舷用トレーラーを使用。

 日本から取り寄せているらしい。
 
暫く、流してためしていると

Kさんがボソッと呟いた。


『それ、無くしたら150元ですから。』

『 えッ!!? 』


 
『始めに言ってもらわないと!そういうことは』
 
ということで、扱い方を急遽変え

慎重に引き上げては

丁寧に海に降ろしてあげた。


しかし、弓角でも釣れない。

ということで

トローリングを一時止めて、ジグで誘ってみる。
 
後ろで自分の釣りに集中していると

Kさんが 『 ヒットー!!! 』 と声高に叫ぶ!

パッと振り向くと、

其処には意図も簡単に軽く抜き上がってきた

『 小の極み 』 極少カサゴ。

付いてるリグを見てみると

テキサスに臭いのガルプがくっ付いている。。。

此処の海域でそれを試すとは。。。


『 この人、せこ釣り半端ないな。。。 』

『 又、それも持って帰って喰わされるのか?。。』


と思いながらも

私も即座にジグを止めて

鯛ラバを使用し

底から一定速度で上げていると

『 ガツ・ガッツ! 』 と生命反応があり

巻合わせでのせ、上がって来たのは


『 太刀魚 』

ソフトベイトを使うよりは希少価値が高い!

と大いに盛り上がったのだった。

 
暫くして、

又、トローリングに変える。 
島の内側に差し掛かった時


K氏 『 ヒット―!!! 』

とロッドがグイグイしなっている。

 
私 『 え!?本当? 』

 
K氏 『 この引きは、ブルーランナーですよ 』

と凄まじい笑みを浮かべている。

そのまま自分のを流し続けて

糸を絡ませようか。。。どうしようか。。。

仕方ない。。。

やはり糸が絡まないように

トレーラーを上げるか、

と高速で巻き取っている時

『 ガッツ! 』っと持って行かれる引き抵抗が!

『 ウォ!こっちも来たーーー! 』

『 ウオっしゃ~!!』

船横まで持って来たのだが

K氏が取り込みをしている最中だった為

私の方の魚を泳がせていると

船の下に潜り込んで

針が外れてしまった。。。

魚体まで見えていたのに。。。
 
『 向こうは無事上がって、こちらは。。。 』


まだまだチャンスは有ると

気を取り直し、更に島周り何週目かの

同トレースコースに入った時
 
 
又!


K氏が掛けた!!!

『 ソルテガのドラグが出される~ 』

『 これはさっきのより型がいいっすね~ 』

と更に極笑みを浮かべ、上がってきたのは
まるまるとした、なかなか普通のスマ!

そして、こんな風になっている。
 
 
『何だか、差が出てきている様な気がするな』
 
おかしい。。。何故だ。。。
 
 
流しながら、ロッド角やトローラーとの距離
 
誘い方法などを考えていると
 
K氏がボソッと呟いた。
 
 
『いや~、島に近い内側の方が釣れるんですよ~』
 
 
『 。。。。えッ。。。。!!? 』
 
 
 『そんな事聞いてないよ!そんな大切な事!』
 
『 それも初めに言って貰わないと!! 』
 
 
 流しが内流しになりポイントに入った時
 
慎重に様子を見て構える。
 
『 あの一言 』 の後なので
 
内側は釣れるポジション!
 
として洗脳されてしまった。
 
 
しかし、それが現実となった。 
 
 
『 私のヒラマサ用ソルテガが曲がり
 
ステラの管弦楽器のような
 
金属系ドラグ音が鳴り響く。 』
 
 
『 来た! 』

急いでロッドを手に持つ。

これこそ!

正にブルーランナーの引き抵抗!

テンションを一定に保ち

慎重にやり取りをおこない

ついに 『 初スマをゲット 』 した。

魚体が緑っぽい。
500mlペットボトルを並べてサイズを確認する。

 
『 本日、2番目の大きさか。

しかし、ぼてっとしたスマよりスマートで

筋肉の塊スマだから引き抵抗は1番だな』
 
とも思っていると

K氏が 『 あ!なんか付いている 』

とゴミと勘違いする程

極小の極み

 『ペンペンの今迄見た中で最小サイズ』を

ゲットしたのだった。
 

この後、スマの集団が何処かえ

行ってしまったかの様に釣れなくなった。

 
そんな中、又しても

お隣さんのロッドが暴れ出した!

ガッツリとキャッチして、本日3匹目を得た。

 
『 又しても、差が。。。 』
 
何とか追い上げたい。
 

しかし、

昨日の朝から仕事をこなし

30時間近く寝ないまま、釣行をおこなっている。


炎天下の元

ハワイの船とは異なり、休憩場所なども無い。

当初の船からすると二回り大きいといえども

バランサーなども付いていない

揺れるに揺れる小舟だ。

 
 
『 精神的には釣をしているのだが
 
身体が追い付いて来ない。凄く。。眠い。。

でも釣りたい。。数も追い上げなければ。。 』


 
そうだ!


寝ころびながらやるか。
 
 
しかし、あまりにもこのスペースにビタッと
 
ハマり過ぎてしまい、このまま段々と
 
記憶が薄れていってしまった。
 
睡釣
 
『 時既に、記憶が無い 』
 
 
無意識にロッドとリールを海に落とさないように
 
時々、ピクピクと指が動き
 
ロッドを支えていたとの事。
 
この写真を見て、
 
後からぞっとしたのは言うまでも無い。
 
『 一つ間違えてれば
 
ステラ×ソルテガコンビが
 
海に行ってしまっていたと。。。』

 
 
暫しの休息を経て息を吹き返し
 
ロッドをロッド立掛けへ入れて
 
流し続けてみたが、全く反応が無くなった。

その為、

最後に気になっていた
 
島付近をキャスティングしてましょうという事になり
 
残っている全ての力を其処に注ぎ込むかの如く

何度も何度もキャストして

力を振り絞ってみたのだが
 
結局、何も出る事はなかった。
 
 
そして
 
 
『 ストップフィッシング 』
 
 港まで一気に戻る。
  
 
便所から垂れ流された大・小が
 
しっとりと砂地に沁み込む
 
デイ―プ ブラウン グリーンの
 
海の臭いが目に染みる所まで
 
戻ってきた。 
 あちこちで、垂れ流し専用公衆便所が見える。
ここには落ちたくない。 
臭う。。。



そそくさと道具を陸にあげ

待機している車まで戻る途中

水揚げされた魚達を仕訳している光景を見た。

 
『 この大きさだったらそこそこ引きそうっすね。』
 
『 魚達の居場所は何処なんですかね? 
 
教えてくれればいいのに。』
 
と暫く様子をみていた。
 
巨大ハモ達?

 
釣ったカツオは持ち帰って捌いて
 
食したいと思ったので
 
船頭からハッポースチロールを購入し
 
氷を詰めてもらった。
  危うく右上にある犬の糞の上にハッポースチロール箱を

置くとこだった。。。



モノホン・ハワイアントローリングとは

似つかない

全く異なる

アンダーグラウンドな

中華トローリングの世界

時既に

我々はこの場に適応し

順応し

こういう色が

一番似合って来ているようだ。
 

 

 
 
当日の船内釣果 :

スマ・ペンペン・カサゴ・太刀魚

使用タックル :

リール : ステラSW8000・ツインパSW6000

ライン  : PE4号・2号 リーダー35~40lb

ロッド   : ソルティガ・バルレット
 
ルアー : 各種ジグ・トローラー・弓角

釣行時状況 :

曇りのち晴れ・十三夜・満潮6:45干潮14:10
 
 
 

2 件のコメント:

  1. タチウオって・・・
    ykaさんが持つとススキの葉っぱみたいですね。
    ボクの細い指なら2フィンガーかな。
    ykaさんのアメリカンドッグみたいな指だと
    ワンフィンガーっすね。

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    1. 魚が大きく見える様に、身体の肉は落ちないとして、せめて指ダイエットから始めないといけません。

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