2015年4月12日日曜日

恵州・大青針ジギング・後編!



 
4月04日(土) 03:00AM
 
~ 中国・シンセン・ローフー ~ 恵州 





やっとの事で

辿りついた、『 中国・恵州 』 の港町・双月湾。



船頭・漁師?の家



此処までで

既に5時間位経っているのだろうか。。。



特に休憩する事もなく

早速、準備を済ませて

Sさんが作った、くじを引き

2艇の船に分かれて乗り込む準備をした。

『 くじを引くと何故か。。。死 と書いてある。。 』

『 あ、Nさんも 死 ですか。。。。。 』


ということで

私はNさんと一緒になった。
死組み。。。何で死なんですかね。。。 
 
何だか、縁起が悪いですね。。。
 
普通はA・Bとか番号とかじゃないんですかね。。。
 不吉な予感がプンプンして止まない。。



そして、生?組みのボート・チームG(仮称)は

こちら。

さあ、全員が海の上に降り立ち

待ちわびていた本当の 

『 出発だ! 』

船頭 『 鱸道 』 のシャツ。

港から約1時間前後の航路を

エンジンフルスロットルで走りぬく。


マーキュリーのスクリューが飛沫を上げ

水が激しく踊っている。

そして私の心も又、

その飛沫のごとく激しく踊っていた。


波に揺られる事、1時間経過。。。


ついに


『 見えてきた。。。 』


  』

船前方、左手の島 『 大青針 』


段々とその壮観な姿が、鮮明にくっきりと現れる。


『 何というポイントだ。。。 』

『 海原に浮かぶ、孤島とでも言おうか。。。 』

魚影が濃そうな感じが

ビンビンと伝わって来て

否応なしに、モチベーションが上がってしまう。


 大青針島全景
既に無数の船が、大魚を求めて釣りを開始している。 
他の船には負けられん!

と逸る心を抑え

船頭の合図を待った。


GOのサインと同時に

ソルテガのグリップをぎゅっと掴み



『 実 釣 開 始 ! 』



荒飛沫の中

第一投目のジグを底まで一気に投下させる。


今日も腕がはち切れる位

シャクリ倒して見せようじゃないですか!

ワンピッチから始めて様子を見る。


ジグの重さを変え

色を変え

ポイントを変えながら流していく。


マスターオブジギンガーNさんの

シャクリの技を盗むべく

時折、横目でその動きを見て

シャクリピッチと動作を確認する。


潮の流れとアンカーを打った船のポジションが

上手く同調しないので

Nマスターのアドバイスで、

少し深棚の潮当たりの良い場所で

やりましょうという事で

局所に集まっている船団から場所を移動し

一艇単独行動に出る事にした。


『 ここで、1つ勉強させて貰った事がある 』


GPSを用いて流す場所を区画分けし

線上に流して全てのエリアを網羅し

魚が居る場所を探していくという作戦だ。


『 。。。素晴らしいアイデアだ。。この作戦で貰った 』


綺麗に順序立てて

各ポイントを流して行く。

しかし、

透き通ったコバルトブルーの海からの

返答は無い。

船頭が無線で他の船達に確認を

こまめに入れているのだが

今日は何故かどの船も釣れていないらしい。


何度も、流して

何度もシャクリを決め込むが

来ない。

そういう中、鯛ラバに変えていた

Nさんが待望の生命反応を持ち込むが

引き抵抗がブルーランナーでは無かったので

モチベーションが上がっていない様子だった。


『 あ!太刀魚ですね! 』


カンパチ・本カツオ・沖サワラ を

ターゲットとしていた為、

やはり、あんまり喜べなかった。。。


『 確かに、態々苦労して此処まで来たんだ。。

青物の引きを味わいに。。。 』

『 喜べないのも頷ける。。 』


とハーフピッチを行いながら

エサ釣りで真鯛を上げている

隣の船の女性を眺めていると


『 ガツッツ!! 』


『 あ!喰った!!あー外れた。。。 』


鉄ジグピンクを上げ、確認してみる。

くっきりと牙で噛まれた跡が。。

『 あれは、間違いなく、沖サワラですね 』

っと、本日全ての船でジグにヒットが出ていない中の

希少な待望の当たりだったのだ。


『 まじか、やってしまった。。 』


『 後、1CMフックを伸ばしておけば。。』


『 悔やまれる。。 』


ジグの歯形を見ながら後悔の念が止まない。


『 あげていれば、

激シブ大青針沖サワラゲッターYKA

という呼び名が付いただろう。。。 』

そんな事を考えていると

更に、悔やしみが増したのだった。



このまま、只管に続けていたのだが

海との通信が途絶えてしまい

終わりを迎える事になってしまった。

炎天下のもと

シャクリ続けていた腕も限界値を迎えており

完璧なまでの敗北感が身体に纏わりついていた。



『  激 沈  』



今になって又、

何故か当初に引いてしまった

あの ‘くじ’ に書いてあった字を

思い浮かべながらの帰路となっていた。。。





広州・大青針名物パイプで出来た船








当日の釣果 :
 

使用タックル :

リール : ステラSW8000

      ツインパSW6000H

ライン  : PE3.0号 PE2.0号 

ロッド   :ソルティガ ・ バルレット 
 
ルアー : 各種ジグ・ミノー・ポッピングベイト

釣行時状況 :

晴れ・十三夜・満潮9:20・干潮3:15・23℃





 

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